2018年3月6日 公開日

同人での経験と、細部までのこだわりがインモラルな雰囲気を作り出す!  ──秋蕎麦インタビュー

秋蕎麦 sobalabo インタビュー

『sobalabo』では「身体のスイッチが入る」という表現をするんですけど、そこはこだわっていますね

────まずは『夏の姪露 -濡れ透けの姪と終わらない家出-』の発売おめでとうございます。
前作同様に好評で、商品ページに購入者からのコメントも届いているようですが、今感じていることを教えてください。

秋蕎麦:本当にありがとうございます。まだ確認できていないコメントもありまして、この場を借りて確認させていただきます。



────よろしくお願いします(笑)さて、コメントにもありますが、タイトルがとても秀逸ですよね。

秋蕎麦:Twitterでもすごく褒めてくれた方がいらっしゃって。もうめちゃくちゃ褒めていただきました。実はこのタイトルは僕だけでなく、サークル内で意見を出し合って決めたものなんです。みんなで悩んだ甲斐がありました。



────サークル内では「少し伝わりにくいかも」という声もあったそうですが?

秋蕎麦:例えば『濡れ透けJKレイプ!』とか。そういったタイトルの方が伝わりやすくて、目にも止まりやすいと思いますが、今回は『イメージ』を大切に作ることにしました。結果として良いタイトルになったと思います。



────なるほど。他に秋蕎麦さんの方で気になるコメントはありますか?

秋蕎麦:セカンドレイプという声があるようですが、言われてみればそれはそうだなと。僕的にはちょっとそこは意図していなかったところなので(笑)



────そうなると、一気に重たいお話になってしまいますね。

秋蕎麦:義父にされているわけではないので、風味ということで(笑)



────つかぬ事をお伺いしますが、レイプした経験はありますか?

秋蕎麦:ないです! ないです!



────そうですよね(笑)例えば今作のレイプシーンのように、経験のないことを描くにはコツがあるのでしょうか?

秋蕎麦:難しいですけど、アニメや映画、漫画など自分が今まで見てきたものを総動員しながら描いていますね。



────濡れ透けなどの表現は、現実より濡れて透けているように作っていますよね?

秋蕎麦:多少はオーバーにやっています。ディティールというか、細かさはやはり実写と比べると足りない部分が出てくるので、絵ではオーバー気味にやった方が記号として分かりやすくなると思います。



────秋蕎麦さんの中で「ここから先はやりすぎかな?」という基準はありますか?

秋蕎麦:さすがに透けすぎるというか軽すぎると、今度は情報として『薄い』というイメージになってしまうんですよね。「その服薄くない?」みたいな。
そうなってしまうとアウトなので、服自体が薄く見えないように気を付けています。
────濡れ透けにも深いこだわりがあるんですね。そこまでは気付きませんでした。
他にも『夏の姪露』の作品全体を通して、「こだわったんだけど、これはみんなに伝わってないんじゃないかな?」というところはありますか?

秋蕎麦:局部の描き込みですかね(笑)
モザイク処理を担当してくれたスタッフがしっかりお仕事をしてくれたので、全部隠れてしまいましたけど(笑)ただ、今後アップデートするときにアナルのモザイクは取れるそうです。
他の部分では、シナリオと絵の両面で女の子の乳首が立つところは大事にしています。
『sobalabo』では「身体のスイッチが入る」という表現をするんですけど、そこはこだわっていますね。というのも、前回の『500円パンツ』では「イラストが動いている」と褒められたんです。例えばイク瞬間には足の指先をぎゅっとしようとか、そういった細かい身体の変化を差分で描いていたおかげで「動いている」という評価に繋がったのかなと。
そこで、今回も最初からそれを念頭に入れて描きました。
あとは舌や口元のような粘液の部分ですかね。修正を繰り返しながら形にしていきました。

キャラクターを『絵』としてより『キャラ』として見てもらえた方が喜んでもらえるというのは、同人の経験から感じていました

────先ほどお名前が挙がりました『sobalabo』についてなのですが、こちらはどのようなサークルになるのでしょうか?

秋蕎麦:自分は同人誌でファンタジー系のイラストを多めに描いている絵描きなんですけど、このサークルでは女の子の可愛さをより中心に考えながら、CG集やゲーム作品などを作っていこうと考えています。



────以前より活動している『sobaworks』とは違うサークルになるのでしょうか?

秋蕎麦:『sobaworks』はいわゆる同人活動をメインにやっていた僕のサークルです。そちらは二次創作もやっていますが『sobalabo』では一次創作のみですね。



────『sobalabo』としてコミケなどに参加することも?

秋蕎麦:あると思いますよ。



────これからどんどん活躍の場を広げていく『sobalabo』のこだわりについて伺っていきたいと思います。まず、秋蕎麦さんがイラストを描かれた『500円パンツ』も『夏の姪露』もエンディングではスッキリした終わり方になっていると思うのですが、この部分は『sobalabo』としてのこだわりでしょうか?

秋蕎麦:そうですね。『sobalabo』としてもなんですけど、僕自身、胸糞展開が苦手なので(笑)
どん底の状態から物語が始まっても良いんですけど、ハッピーエンドのエピローグを迎えて欲しいと個人的には思うんですよ。ハードボイルドとか大好きなんですけど、最後はほんのちょっとでもいいことが起こって終わって欲しいんです。
なので、『sobalabo』の作品は大体そういった感じにしていきたいな、と。
僕は今までも、すごい触手とかにバンバン女の子がやられている同人誌を描いてきたんですけど、最後は女の子の可愛い絵で終わるというのをポリシーとして決めていますので(笑)



────『500円パンツ』も『夏の姪露』もヒロインは一人ですが、これもサークルとしてのこだわりなのでしょうか?

秋蕎麦:特にCG集のように短い作品は、一人に絞ってた方がより表現力が高くなると思うんですよ。これは個人的な理論なんですけど、おそらくそのヒロインの絵が10枚あると、ユーザーはそのキャラクターを認識してくれると思っているんです。
もちろん好き嫌いはそれぞれあると思いますけど、好きや可愛いと認識してもらえたらより作品を楽しんでもらえるかなって思います。キャラの印象が薄くて、ユーザーに「特に思い入れもなかったなぁ」みたいに思われるのは避けたいなと。



────『sobalabo』で先ほど言っていた、女の子に焦点を当てるというのもそこに繋がってくるのでしょうか?

秋蕎麦:キャラクターを『絵』としてより『キャラ』として見てもらえた方が、ユーザーの方々に喜んでもらえるというのは同人の経験から感じていました。



────本当に女の子の可愛さを大事にしているんですね。ところで、前作も今作も女の子の思考が少し天然のような気がするのですが、秋蕎麦さんはこういったタイプの子が好みということでしょうか?

秋蕎麦:普通とは少し感覚がズレている子、という感じはありますね(笑)
シナリオと企画の担当が言うには、僕の絵はちょっと真面目なのでアホっぽさをミックスするといい感じに中和してくれるとのことです。配慮が行き届いていて本当に頭が上がらないです(笑)



────そういうことだったんですね(笑)キャラクターデザインはどのようにして決定しているんでしょうか?

秋蕎麦:基本的には僕の好きな髪型に、標準的で好きな体系で描かせてもらっています。胸は少し大きめですけど。あとは作品の雰囲気に合わせることですね。
今回はシナリオの方からおっとりしていて、少し古風なオーラが出ていましたので、その雰囲気に合わせて髪型とか髪の色を決めさせてもらっています。服装も、ブラウスと迷ったんですけど、古風というワードに合わせてセーラー服にしました。
────様々なこだわりや熱意がこもったサークルから『夏の姪露』は誕生したんですね。相当のリビドーも注がれているのでは?

秋蕎麦:注がれていますね(笑)僕でいえば、やっぱり後ろからが好きなので、どうしてもバックが多めになってしまいますね。
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この記事のライター

かいちょ かいちょ

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