2018年9月27日 公開日

オリヒメヨゾララストライブから数か月、Ayumi.さんにインタビュー

アニメソングやゲームソングの世界で活躍し、今年ラストライブを開催したオリヒメヨゾラ。 そんな彼女の人となり、そしてAyumi.としてのこれからについて語ってもらおう。

オリヒメヨゾラとAyumi.

7月8日にラストライブを開催したオリヒメヨゾラ。
2004年のデビュー以来、アニメソングやゲームソングの世界で活躍し
2012年いっぱいで活動をひと段落させた彼女が、あれから5年半の時間を経て
当時の楽曲43曲4時間にわたるラストライブを開催したのだ。
そんなオリヒメヨゾラの人となり、そしてAyumi.としてのこれからについて語ってもらおう。

──2018年7月8日……オリヒメヨゾララストライブ

2012年12月31日にマヤ文明の終了と同時に天の川に帰ったんですが(笑)
かなり無理やり帰ったんですね。
「オリヒメヨゾラ=Ayumi.」って公式発表もできなくて
ファンの方には忖度してもらうしかなかった。
だからだいぶ混乱させてしまったことで、ずっと気になっていたんです。

それが今回、ライブを計画できるまでになった。
そんな今年は7月7日の七夕の日が土曜日ということもあって
7日にファンミーティング、8日にラストライブを計画しました。
ラストライブを無料にしたのは、できるだけ多くの人に聴いてほしかったからです。

──デビューはネットTV企画。「歌いたい!」の一言から始まった

CDデビューは2004年11月29日発売の『茜色れせぷしょん』ですが、活動はその前の5月。
ネットTVのアイドル番組に出演したのが最初です。
『茜色せれぷしょん』
織姫よぞら
その番組の中で「ダイエットに成功したら水着が着れる」という企画があったんですね。
私以外の出演者はグラビアアイドルとかだったのでそれがご褒美になったんですが
私はちっともうれしくないわけですよ。
「じゃあ、なにがしたいの?」と言われたときに「歌いたいです!」と(笑)
「なら、ダイエットに成功したらライブをやらせてあげる」
「ライブをやるならCDも出そう」ってとんとん拍子で歌手デビューとなったんです。

──大好きだった美少女ゲームソングと本格的に向き合うきっかけはUNDER17

もともと美少女ゲームが大好きで、美少女ゲームソングが好きだったんですよ。
デビューライブも30~40分くらいやったんですけど
『茜色れせぷしょん』以外で歌ったのはUNDER17と大野まりなさんの曲でしたから(笑)
でも「自分でも歌いたい!」って強く思うようになったのはデビュー直前に留学したのがきっかけです。
その時にI Podにいろんな曲を入れていったんですが、その中にUNDER17のベストアルバム
『美少女ゲームソングに愛を!!』と『萌えソングをきわめるゾ!!』が入っていたんです。
それを留学中に聴きこんで、一発でハマったんです。
そこから美少女ゲームソングならではの曲や歌詞の作り方
コンセプトなどに興味を持ち始めて、自分でも歌いたいと思うようになりました。
それで帰国して「電波ソングが歌いたいです!」って言いだして
デビュー曲の歌い方を変えたり歌詞を変更したんです。
そうして出来上がったのがみなさんに聞いていただいている『茜色れせぷしょん』なんです。

ただ、そこからしばらくは名古屋を中心に活動していたんです。
その時に、いろんな番組などで「美少女ゲームが好きです!」っていろんな作品を語っていたんです。
そこで『Piaキャロットへようこそ!!』について語ったというのが
作品プロデューサーの金杉はじめさんの目に留まったらしく、東京に呼ばれたんですね。
私、勝手にゲームの話をしていたから怒られると思っていたんですけど
「どんなゲームが好きなの?」って言われて30分くらいF&Cのゲームとゲームソングの話を
一方的にしゃべっていたんです。
そうしたら「そんなに好きなら僕の作品で歌って、一緒に全国を回って広報トークしてよ」
「今、『すもももももも 地上最強のヨメ』ってアニメの曲を担当しているから、2期のED歌ってよ」って言われて、そのまま決まっちゃったんです(笑)。
●『Piaキャロットへようこそ!!』
1996年7月26日にカクテルソフトより発売。
シリーズ化やOVA化もされた人気作品。

──活動の転機は『深海のメビウス』。“オリヒメヨゾラならでは”の美少女ゲームソングスタイルを見つけ出して

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